本日は、中小企業庁委託事業の「プラスITセミナー」に参加してきました。

高崎商工会議所の大ホールが一杯になる大盛況で、以前参加したセミナーとはちょっと様子が違います。冒頭に中小企業庁長官の挨拶もあり、最初から熱気に包まれています。

最初のセミナーは、以前は大きな初期投資が必要だったIT導入が、“使った分だけコストを負担する”、「クラウド」サービスの充実により、「持つITから使うITにパラダイムシフトが起こっている」という指摘から、資本力がない中小企業でも、知恵とやる気があればITを活用できるんだという力強いメッセージを受け取ることができました。

続いてIT活用の事例発表として、2016年度「攻めのIT経営中小企業百選」に選ばれた有限会社HAPPY ISLANDの福島さんが登壇。

有限会社HAPPY ISLANDさんのホームページは、弊社が運用管理のお手伝いをさせていただいておりますが、福島さんは特別ITが得意ということでもないのに、新しい技術(特にSNS関係)に敏感で、まだ一般に普及する前に「これをやってください!」という指示をいただくこともあり、よく驚かされます(というより私が慌てます)。講演でも仰っていましたが、「わからないことは人に教えてもらえばいい」というスタンスで、SNSで繋がった幅広い人脈もすべてブレーンとして活用することにより、普通の人の何倍ものパフォーマンスを発揮されているようです。

私は今まで、福島さんは単にSNS好きなひとなんだな、などと考えていましたが、講演をお聞きし、しっかりとした経営思想に基づいて努力されていることを知り、今は自分の迂闊さに恥じ入っております。

顧客情報の活用例では、来客データベースをもとに来店頻度の高い方が多く住んでいるエリアに配布エリアを絞り込んだポスティングにより、同じ配布枚数で売上高が前年と比較して123%に増加した事例を発表されていましたが、弊社が取り組んでいるエリアプロファイルを活用したポスティングをまさに実践されている例だと思います。

これだけでも充実したセミナーでしたが、その他に参加してよかった点は、福島さんの会社は何でHAPPY ISLANDという社名なんだろうと常々抱いていた疑問が解決したことです。

福(=HAPPY)島(=ISLAND)